「パート先を探しているけど、コンビニって主婦でも働ける?」
「主婦がコンビニでパートするうえで気を付けることってある?」
本記事では、コンビニでのパートを検討している主婦の方に向けて、下記の内容をわかりやすく解説していきます!
・コンビニパートが主婦におすすめの理由
・コンビニパートの仕事内容
・主婦がコンビニパートで働く際に気を付けておきたい注意点
コンビニは身近なお店ではありますが、いざ自分が働くとなるとわからない点が多いかと思います。
求人に応募する前にあらかじめ押さえておきたいポイントをチェックしていきましょう!
コンビニパートが主婦におすすめの理由
主婦にコンビニパートがおすすめの理由はいくつかあります。
なるべく自宅から通いやすく、働ける時間も限られているという場合が多い主婦にとって、コンビニはぴったりな条件がそろっています。
さっそく詳細を見ていきましょう。
近場に職場があるため通いやすい
コンビニは全国各地に店舗があるため、家から近い職場で働きたい方にはうってつけです。
特に人口の多い地域では徒歩圏内に何店舗も存在するので、通勤時間が数十秒から数分で済むというメリットがあります。
通勤時間が短ければ、パート終了後にすぐに自宅に戻って家事をしたり、子どものお迎えに行けたりとプライベートで使える時間が多くなります。
また、最寄りのコンビニがパートを募集していなかったり、条件が合わなかったりする場合でも、他の職場を探しやすいのも魅力です。
とはいえ、自宅か近すぎる店舗でパートをするとなると、一概に良いとはいえません。
そのパート先を辞めたあとや、そもそも応募して万が一落とされてしまったときに、その店舗を利用しづらくなってしまうリスクがあります。
また、家族や近所の人に働いている姿を見られたくない場合も、あまりにも近い店舗は避けた方が良いでしょう。
シフトに融通が利きやすく家事と両立しやすい
コンビニは学生からシニアの方まで幅広い年齢層・事情の方がアルバイト・パートをしています。
バイト・パートの人数が多いので、勤務時間の融通は比較的利きやすい職場です。
また、主婦が多く働いている住宅街エリアなどの店舗は、急なシフト変更にも柔軟に対応してくれるお店が多めの傾向があります。
ちなみに、コンビニのシフトの決まり方は、主に下記の2種類です。
・曜日や時間が固定のシフト
・自己申告制で1週間や半月ごとなどに勤務日・時間が決まるシフト
どちらが働きやすいかは個人によるので、応募前にシフト制度については必ず確認しておきましょう。
応募条件が少なく未経験でも気軽に挑戦しやすい
コンビニのパートは専門的な知識やスキル、職歴がなくても始められる仕事なため、求人に記載されている応募条件は少ない傾向にあります。
一番多いのが、店舗側が求めている曜日や時間に勤務できるかどうかといった、勤務時間の条件面です。
昨今のコンビニは人手不足の店舗が多いので、これさえクリアできれば採用してもらえることがほとんどです。
パートを始める前に資格を取得したり、独学で勉強をしたりといった手間はかかりません。
また、逆にバイト・パートのスタッフがたくさんいる店舗の場合、スタッフの希望シフトによってはシフトを削らなければいけません。
そのため、一人で週5日の長時間シフトを希望して採用面接を受けると、条件に合わないので不採用になるといったケースもあります。
家事や育児と両立できるようにほどよく店舗が希望する日数・時間でシフトを出せる主婦の方であれば、かなり重宝されます。
コンビニパートの仕事内容
次に、コンビニでパートをしようと考えたときに、一番気になるであろう「コンビニパートの仕事内容」についてご紹介します。
基本的にレジでの接客業務がメインとなりますが、コンビニでは他にもさまざまな業務を行います。
お客さんとして利用するだけでは見えてこない、バックヤードでの業務についても紹介しますので、パートとして働く前にぜひご確認ください。
レジ・接客
レジ業務や接客は、コンビニにおけるメイン業務です。
コンビニではスタッフがレジの前に立ち、お客さんが購入する商品をスキャンしてお会計まで行います。
最近はコンビニでもレジの自動化が進んでいますが、お酒やタバコは年齢確認が必要ですので、必ずスタッフが対応しなければなりません。
また、切手やハガキの販売、公共料金の支払い、宅配便の発送や受け取り、フリマアプリの商品の発送や受け取りといった業務も行います。
このようにコンビニではさまざまな商品やサービスを取り扱っていますので、覚えるまでは少し大変かもしれません。
しかし、どの知識も生活をするうえで役立つものばかりですので、覚えておいて損はないでしょう。
品出し・陳列・納品対応
コンビニでは売り場の様子を見て、バックヤードにある商品を店頭に出し、決められた場所に並べます。
忙しい時間帯はレジがメインとなりますが、商品が棚からなくなる前に手の空いたタイミングで、品出しや陳列を行います。
そして、業者から商品が納品されたときの対応もスタッフの大切な業務です。
発注通りの商品が納品されたかを確認し、お弁当やおにぎり、サンドイッチやサラダなどがあれば早めに陳列していきます。
日用品やお菓子など、しばらくそのままでも問題がなさそうなものは、お客さんの少ないときや商品が少なくなったタイミングをみて補充するとよいでしょう。
揚げ物などの簡単な調理
レジの周辺にある、揚げ物や中華まん、おでんといったファーストフードの調理もスタッフの仕事です。
フライヤーなどの調理機器はレジの近くにあることが多いので、レジ業務を行いつつ、空いた時間で調理を行います。
特にからあげなどの揚げ物は、コンビニにおける人気商品のひとつなので、品切れにならないように気をつけておきましょう。
発注・在庫管理
商品の発注や在庫の管理については、基本的に店長や社員が行います。
ただし、勤続年数が長かったり仕事のスキルが高かったりすると、パートやバイトでも発注を任されることがあります。
発注では商品の売れ行きを見極めて、多すぎたり少なすぎたりしない、最適な数量を予想しなければなりません。
お店の周辺環境や気温、気候など、さまざまな要素から発注数を決める難しい業務ではありますが、予想が当たったときには達成感ややりがいを感じることができるでしょう。
店内・店外の清掃
レジや商品の補充などが落ち着いたタイミングをみて、店内や店外の清掃を行います。
清掃は、床や商品棚、レジやトイレなど、お客さんがよく利用する場所から優先的に行うとよいでしょう。
また、棚の一番下や入り口付近などは、商品にホコリが付きやすいので注意が必要です。
お店によっては店舗周辺の歩道や道路まで出て清掃を行うこともありますが、コンビニは地域のお客さんが利用することも多いので、面倒くさがらずに丁寧に行うことが大切です。
主婦がコンビニパートで働く際に気を付けておきたい注意点
コンビニは主婦におすすめのパート先の一つですが、注意点もいくつかあります。
どんな仕事にも向き不向きはあるので、下記の注意点を見て「自分にはきついかも」と思ってしまった方は、他のパートを検討するのも一つの手です。
覚える業務の数が多く慣れるまで大変
先述の通り、コンビニの業務は多岐にわたり、レジで品物の会計をするだけでなく、品出し陳列、店舗の清掃、また宅配便の対応やチケットの発券、公共料金の支払い対応なども担当します。
また、勤務年数が長くなると、発注や廃棄物のチェックといった業務を任される可能性もあります。
また、お客さんからコンビニ内にあるコピー機やATMの操作の問い合わせを受けるケースもあり、お店が扱っているサービスの幅広い知識がないとあたふたしてしまうなんてことも珍しくありません。
もちろん最初から全てを任されるわけではありませんが、複数の業務の知識を覚えてマルチタスクができる方に向いている仕事です。
「自分のペースを乱れるのが嫌い」「イレギュラー対応に弱くパニックになってしまう」という方は要注意です。
とはいえ、季節や天候、時間などによってお客さんの人数は変わるので、時間帯によって忙しいときと暇なときに差が出ます。
また、お客さんが多いビジネスエリアや繁華街の店舗は、一緒に働いているスタッフも複数名いることが多いので、ある程度フォローし合いながら仕事をすることになるので安心してください。
日中の時間帯の時給は安い傾向にある
コンビニは営業時間が長いので、希望の時間で働きやすいのがメリットではありますが、深夜や早朝といった時間帯に働きたいスタッフは少ないのが現状です。
そのため、深夜・早朝は必然的に時給が高く設定されていますが、逆に日中の時間帯の時給はそれほど高くありません。
お客さんの数は深夜や早朝より日中の方が多いので、日中だけ働いていると業務量のわりに給料が少ないと不満に思ってしまうケースもあるでしょう。
時給や昇給の有無については必ずパート先を決定する前に確認しておくのが無難です。
また、コンビニの営業時間は店舗によって異なります。
24時間営業でないコンビニもあるので、高時給を狙って深夜や早朝にシフトに入ろうと思っている方は注意してください。
仕事環境は周辺エリアの環境にかなり左右される
コンビニはお店の立地によって接客の難易度や業務の忙しさがかなり変わります。
たとえばオフィス街や学校の近くのコンビニの場合は、会社員や学生が通勤・通学する時間帯やお昼の時間帯にお客さんが集中するという特徴があります。
学校周辺の店舗はプラスして放課後の時間も忙しくなりがちです。
イベント会場付近のコンビニは、イベントが行われる土日祝にお客さんが増えます。
また、歓楽街にあるコンビニは、夜間の時間帯にもお客さんが多いです。
そして、周辺エリアの治安で客層も大きく変わるので、運が悪いとトラブル対応がひんぱんに発生するというケースもあるようです。
働きやすさを重視するのであれば、周辺エリアの特徴や治安についても軽く調べておくことをおすすめします。
しかし、お客さんが多い繁華街エリアのお店は時給が高い傾向にあるので、効率よく稼ぎたい方はあえて忙しそうなエリアの店舗で働くのもありです。
コンビニパートの応募で押さえておきたいポイント
コンビニは比較的受かりやすいパート先ですが、応募時や面接時には押さえておきたいポイントがいくつかあります。
主婦の方は特に確認しておいた方が良いポイントもあるので、チェックしてみてください。
働ける曜日や時間を明確にしておく
コンビニは応募条件が比較的ゆるい分、シフトが空いている曜日・時間に勤務してくれる人を求めている傾向にあります。
まずはコンビニの募集要項を確認して、その店舗が求めている出勤曜日・時間・出勤数が実現可能かどうかをチェックしましょう。
また、具体的に働ける曜日や時間帯、週に何日出勤できそうかといった点は必ず面接で答えられるようにしておくのがおすすめです。
もちろん、働き始めてから事情が変わるケースや、予定などでいつもは入れる曜日・時間にシフトを入れられないケースもあります。
あくまで現時点で可能なシフトを出せるようにしてください。
ちなみに、シフトの希望を伝える際は「〇曜日は無理です!他の人の代わりに当日いきなり出勤はできません」とできないことをダイレクトに伝えるのはあまり得策ではありません。
「週〇日、〇曜日~〇曜日、午前中は確実に働けます。〇時までにご連絡いただければ、場合によっては休みの方が出たときも出勤できるかもしれません」と、出勤できる曜日や時間をポジティブに伝えるのがおすすめです。
また、主婦は子どもの急な体調の変化や、家庭の事情でシフトが不規則になる方も多いです。
シフトがかなり変則的になりそうな場合は、フリーシフト制(シフト自己申告制)のコンビニを選ぶのが無難です。
直営店の場合は身だしなみをより整えておく
コンビニパートは髪型や服装、ネイルの許容範囲が広く、面接も社員の面接ほどマナーにうるさくない傾向にあります。
それでも最低限の身だしなみや言葉遣いなどのマナーは事前に調べておいた方が無難です。
最低限下記は意識しておきましょう。
・カジュアルでOKなので不潔感を与えないような清潔感のある服装、髪型を心がける
・履歴書を提出する場合、しっかり埋める
・丁寧な言葉遣いを心がける
特に本部直営の店舗の場合は、フランチャイズの店舗より身だしなみや接客態度などをしっかり見られます。
個人経営のコンビニはオーナーに気に入ってもらえればある程度マナーが身に付いていなくても働けるケースがあります。
しかし、大手コンビニチェーンの社員が店長をしている直営店は、会社の基準があるので、マナーも厳しめの傾向があるのです。
いずれにせよ「パートの面接だから」と気を抜きすぎないように気をつけましょう。
季節のイベント・キャンペーン時の対応の確認をしておく
クリスマスやお正月、節分といった季節のイベント時はコンビニ各社でオリジナル商品を販売します。
店舗で販売ノルマがあるので、必然的にスタッフへの「協力」も呼びかけられます。
店舗によってはバイト・パート社員にもクリスマスのチキンやケーキを売るために12月24日と25日は必ず出勤してほしい」といった要請や「商品を購入してほしい」といった指示がくることがあるのです。
もちろん、出勤要請は可能であれば協力して問題ありませんが、小さい子どもがいる場合を中心に、どうしても出勤できない主婦も多く、心苦しい思いをするケースもあります。
また、商品の購入の協力要請は義務ではないものの、実質的に購入の圧力をかけられたり、購入しないとシフトを入れてくれなくなるかもといった不安がよぎったりしますよね。
こういったイベント時の対応はもちろん、店舗によって異なります。
パート先にいづらくなるといった状況になってしまわないように、面接の際に、こういったイベント時の対応について、しっかり確認しておくことをおすすめします。
コンビニは主婦がパートしやすいメリットがいっぱい!
コンビニは下記のように、主婦がパートとして働きやすいメリットが複数あります。
・近場に職場があるため通いやすい
・シフトに融通が利きやすく家事と両立しやすい
・応募条件が少なく未経験でも気軽に挑戦しやすい
仕事に慣れてしまえば何年も続けることが可能です。
コンビニの店舗が多いため、万が一勤め先がなくなってしまったり、引っ越したりした場合でも続けやすい仕事でもあります。
まずは気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。