「スキマ時間で稼げるの?」
「急なお休みでも大丈夫?」
家事や育児に忙しい日々の中でも、スキマ時間で効率的に稼ぎたい主婦が増えています。
本記事では、これからスキマバイトを始めようと多くの疑問をお持ちの主婦に向けて、下記の内容をわかりやすく解説していきます!
・主婦がスキマ時間にバイトするメリット、デメリット
・スキマ時間で働けるバイト
・働きやすいスキマバイトの探し方
・スキマバイトの確定申告について
スキマ時間で働けるバイトは、勤務時間や勤務形態に柔軟なものが多く、きっと自分の理想や希望する働き方に合ったバイトを探すことができますよ。
また、暇なときに単発でできるバイトもあるため、お小遣い稼ぎにもピッタリです。
難しい年末調整や確定申告などについても役立つ情報が満載なので、ぜひ最後までご覧ください。
主婦にとってのスキマ時間のバイトとは
スキマ時間のバイトとは、フルタイムでの勤務が厳しい主婦やママさんなど、働ける曜日や時間が不定期でも効率よく働ける仕事を指します。
家事や子育てとの両立を前提に、子どものお迎えや学校からの呼び出しなどによる、急なシフト変更に対応しやすい自己申告制のシフトを設けている勤め先や、勤務終了後に即日給料が支払われる単発バイトなどもありますよ。
そのため、主婦やWワークの方に合う職場も多く、自分に合ったアルバイトを見つけやすいです。
主婦がスキマ時間にバイトをするメリット・デメリット
主婦がスキマ時間にバイトをすることで得られるメリットは多いものの、人によってはデメリットになる点もあります。
それぞれのメリットとデメリットをしっかりと理解したうえで、スキマバイトに挑戦するべきかを判断しましょう。
メリット
・暇な時間を活用して収入を得ることができる
・家事や子育てと仕事を両立できる
・眠っている看護師免許や美容師免許などを活かせる
月数万円程度でも収入が増えれば生活にゆとりが生まれますし、スキマ時間に働くことは家事や育児の気分転換にもなるでしょう。
また、過去に取得した資格を有効活用することで、短時間でも高収入を目指すことが可能です。
デメリット
・継続しないとまとまった収入に繋がらない
・家事や子育てに支障が出る可能性がある
・希望する日に条件が一致するバイトがあるとは限らない
業種によっては給料が低めなことがあり、数十万円程度の収入を目指すには向いてない場合もあります。
また、単発バイトの場合は特に、自分の希望する条件に合う求人が絶対にある、という訳ではありません。
子育て中の主婦は子どもの急病などで仕事に穴をあける場合も考えられます。
シフトに融通が利く職場も多いので、しっかり下調べしましょう。
主婦におすすめのスキマバイト17選
ここからは、スキマ時間で働きたい主婦に向けて、おすすめのバイト17選をご紹介します。
バイトによっては時短勤務や在宅勤務も可能なので、自分の希望する働き方や目的に合わせたスキマバイトを探してみてください!
試食・試飲販売スタッフ
スーパーマーケットやショッピングモール、デパートなどで商品の試食や試飲を提供し商品の宣伝を行う仕事です。
今までに食品業界での経験がある方は、知識や経験を活かせることも。
また、居酒屋やレストランなど飲食店での経験がある方は、コミュニケーションスキルを活かして多くのお客さまに商品の魅力を伝えられるでしょう。
人とお話しすることが好きな方や積極性のある方におすすめです。
内職
内職とは、自宅で袋詰めやシール貼りなどの作業を行う仕事です。
同じ作業を繰り返すので、細かい作業が好きな方や単純作業が好きな方にピッタリ。
内職の強みは、いつでも家で作業ができることです。
未経験の方は、作業が複雑でない案件を選びましょう。
また、単価は低く、まとまった収入を得るには相当数をこなさなければならないので、本業と別にお小遣い程度の収入を得たい主婦に最適です。
デリバリー
デリバリーは、自転車やバイクで食品や商品の配達を行う仕事です。
自転車やバイクでの移動が好きな方に向いています。
仕事内容は基本的に配達業務だけなので、接客が苦手な方も安心して始めることができます。
普通自動車免許または原付運転免許が必要な求人もありますが、自動車での宅配サービスも増えているので、応募条件で免許の有無を必ず確認しましょう。
コンビニスタッフ
コンビニの仕事は、なんといってもシフトの自由度が高いです。
シフトの融通が効くため、ご家庭の事情に休みを合わせられるのも嬉しいポイント。
実際に、主婦のスタッフがお昼から夕方までの間を担当し、それ以降は学校おわりの学生にシフトを交代するなど、理解のある職場も多いので、主婦のスキマバイトにおすすめです。
飲食店スタッフ(キッチン・ホール)
居酒屋やレストランなど飲食店でのアルバイトは、主にホールスタッフとキッチンスタッフの2つのポジションに分かれています。
接客が好きな方は、お客さまとコミュニケーションを取りながら働くホールスタッフがおすすめ。
一方で、料理好きや接客が苦手な方は、調理を担当するキッチンスタッフがおすすめです。
飲食店は、主婦のスタッフで構成されている時間帯もあるので、急な休みやシフト調整に理解のある環境も多く、日ごろのスキルを役立てることもできます。
データ入力
データ入力は、クライアント先から依頼された数字や文字などのデータをエクセルやワードに黙々と入力していく仕事です。
正確さを求められることから、他のバイトに比べて平均時給が高い傾向にあります。
また、在宅勤務が可能なケースも多く、通勤に時間をかけずに働けるのは忙しい主婦にとって嬉しいポイント。
求人サイトに掲載されている文字単価の相場や給与形態を理解したうえで、自分にあったバイト先を探しましょう。
スーパーマーケット(レジ打ち・品出し・調理スタッフ)
スーパーマーケットでのアルバイトは、スキマ時間に働きたい方にピッタリです。
短時間のシフトが多いので、子どもの送り迎えの合間にサクッと働けるのも嬉しいポイント。
時間帯によっては主婦のスタッフが多いので、情報交換などがしやすく、急なお休みにも理解のある職場環境が整っています。
また、最近ではセルフレジが導入されているスーパーマーケットも多いので、レジ打ち未経験でも安心して働けますよ。
軽作業スタッフ(ピッキング・検品・梱包スタッフ)
軽作業スタッフは、ひとつのことに黙々と取り組むことが好きな方におすすめの仕事。
倉庫内で指定された物品を指示通りに集める作業、黙々と検品を行う作業、物品を梱包する作業など、忍耐力を必要とされるケースが多いです。
勤務先に同じ仕事を担当するスタッフが複数名配属されているので、急な休みにも柔軟に対応してもらいやすい傾向にあります。
ひとつのことにじっくり取り組むのが好きな方や、小さなお子さんがいる方におすすめです。
サンプリングスタッフ
駅前や繁華街、ショッピングモールなどで、ポケットティッシュや商品サンプルなどを配る仕事です。
特別なスキルや経験は必要としませんが、忍耐力が問われます。
都心などでは、巨大広告やイベントなどに合わせて短期間で大量のスタッフを募集している場合や、短いサイクルで別の仕事を獲得できるチャンスも。
ノルマが課せられている場合もあるので、無理のない範囲で働ける求人を見極めることが大切です。
家事・清掃代行
家事・清掃代行のバイトは、日ごろから家事や清掃をこなす主婦の方にピッタリ。
仕事内容は、炊事や洗濯、掃除など一般的な家事全般の代行です。
家事・清掃代行は比較的高時給の求人も多く、短い時間で日ごろの知識やスキルを発揮しながら稼げるので、家事の延長感覚でサクッと働くことができます。
頑張り次第では、リピーターの獲得にも繫がるので、責任感の強い方や家事や清掃を苦だと感じない方におすすめです。
ベビーシッター
ベビーシッターの仕事は、結婚を機に教育の現場から離れた方に最適です。
週1日から働ける現場もあるので、ブランクがある主婦の方でも自分のペースでゆっくり感覚を取り戻すことができます。
赤ちゃんのお世話だけではなく、幼児から小学校高学年までの依頼も多く、子育て経験や保育での仕事経験を存分に活かせますよ。
保育士資格や幼稚園教諭免許のほかに、民間資格の「認定ベビーシッター」などもありますが、無資格でも働けます。
イベントスタッフ
イベントスタッフは、イベントの設営・撤去など力仕事のイメージがありますが、来場者案内やチケットもぎり、グッズ販売など業務は多岐にわたります。
自分の性格ややる気に合わせたポジションで応募できるので、無理のない範囲で働くことができます。
また、イベントごとの短期勤務や前もって特定の日だけ働くこともできるので、急なスキマ時間を有効活用できるでしょう。
医療事務スタッフ
医療事務スタッフは主に、予約確認・診察の受付・会計業務などの窓口業務や、医師や看護師へ患者を取り次ぐ業務、レセプト業務など、幅広い業務を担当します。
診察時間が決まっていたり、休診日が設けられていたり残業も少ないので、家庭をもつ主婦の方にもおすすめです。
簡単なPC操作ができる方や正確さを求められる仕事が得意な方は、視野に入れてみてはいかがでしょうか。
コールセンター
コールセンターでの仕事は、ホスピタリティやコミュニケーションスキルを高めることができます。
自由シフト制が多いので、子育て中のスキマ時間でも自分のペースで働けますよ。
仕事内容は、お客さまからの問合せ対応やデータ入力など、電話やPCを使用したデスクワークです。
ほとんどの求人が未経験歓迎なので、オフィスワークデビューにも最適。
在宅勤務が可能な求人もあるので、自分の希望する働き方に合った勤務先を見つけましょう。
販売スタッフ
接客経験やスキルがあるなら、アパレルや雑貨、洋菓子などの販売スタッフもおすすめ。
仕事内容は在庫管理や商品の陳列、レジやお客さま対応などで、それぞれの知識を活かしたり、知識や接客スキルを身に付けたりすることができます。
時短勤務やパートタイムで働ける求人も豊富に揃っているのが特徴的です。
また、ショッピングモールなどで勤務すると、仕事おわりに夕食の買い出しなども済ませられるので時間を無駄なく活用できます。
オフィスワーク・事務
PC操作やデスクワークが得意な方は、簡単な書類作成やデータ整理などを行う一般事務や総務事務、営業事務などの事務系求人がおすすめです。
勤務先によっては、来客者へのお茶出しや清掃などを担当する場合もあります。
時短勤務やシフト制での勤務が可能な求人もあるので、自分の働き方に合った求人を見極めることが大切。
将来的に事務系の正社員を目指している主婦の方などは、まずはパート事務として働いてみてはいかがでしょうか。
受付スタッフ
企業やスポーツジム、レンタルオフィスやイベント会場などの受付スタッフは、自由シフト制の求人も多く、子どもの送り迎えのスキマ時間などを活用して働くことが可能です。
バイト先によっては、時短勤務が可能だったり扶養控除内でシフトを組めたりと、忙しい主婦にとって嬉しい環境が整っていることが多いです。
また、働いているスタッフに主婦が多い職場が多いので、気を遣い過ぎずに働けるのも魅力的ですよ。
働きやすいスキマバイトの探し方は?主婦におすすめな仕事探しのポイント3選
スキマ時間を有効活用したバイトで稼ぐには、どのようなポイントを意識すれば良いのでしょうか。
ここでは、スキマバイトを始める前に絶対押さえておきたい3つのポイントを解説します。
シフトは自己申告できるか
家事や子育てを日常的に行う主婦がスキマバイトを始めるにあたって、「自己申告制シフト」であることは譲れないポイントです。
契約時に申告して毎週同じシフトで働く固定シフト制とは違い、働きたい曜日・時間帯と出勤できない日時を事前に申告できるので、学校行事や子どもの急な体調不良などにも柔軟に対応できます。
スタッフや周囲の理解と協力を得るためにも、事前に家庭の事情などを相談しておくのが良いでしょう。
また、より働きやすい環境を求めるなら、余裕のある人員かつ実際に多くの主婦が働いている職場がおすすめです。
バイト先や公式サイトが信頼できるか
大手求人サイトやSNSには、「短時間で高収入」「運ぶ・受け取るだけで即日高額払い」のように謳っている、危険な求人が紛れ込んでいます。
気がつかないうちに犯罪に加担する前に、スキマバイトを探す段階で登録する求人検索サイトやアプリ、職場先の企業、クライアント先などが安心安全で信頼できるかどうかを判断することが重要です。
また、調査する上でその会社や職場を利用した人の口コミがあると、情報の正確な判断に役立ちます。
家から近くて通いやすいか
特に、小さい子どもがいる主婦の方は、自宅から近い勤務先を選択することで、学校や保育園・幼稚園からの緊急の連絡があった際にすぐ対応することができます。
また、バイト先によっては交通費が支給されない場合も。
通勤時間に賃金が発生することはないので、スキマ時間にサクッと働きたい人は、少ない負担で通えて継続しやすい勤務地やバイト先を選びましょう。
主婦のスキマバイトは確定申告するべき?
確定申告とは、毎年1月1日から12月31日までの所得と所得税額を計算し、納税する所得税額を計算する手続きです。
年収が103万円までの方やバイト先で年末調整を行っている場合は、確定申告の必要はありません。
そして、年間の収入が103万円を超える方は、スキマバイトでも確定申告しなければならない可能性があります。
以下の4つのケースに該当する方は確定申告対象者となるため、適切な形で対応しなければいけません。(※)
バイトの年収が103万円を超過し、バイト先で年末調整されていない
複数のバイトを掛け持ちし、年収が103万円を超過している
バイトの収入とは別に、副収入※の所得が年間20万円を超過した
年末調整前にバイト先を退職した
※この場合の副収入とは、フリマアプリやアフィリエイト、YouTubeなどで得た収益のこと。また、所得とは、収入から必要経費を差し引いたものを指します。
(※)参照:国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」(参照2024.9.11)
スキマ時間を活用できる働き方のコツを押さえて自分に合ったバイト先を見極めよう!
時間を有効活用して気軽に働くスキマバイトは、年々人気が高まっています。
そして、日ごろ家事や子育てをこなす主婦にとって、勤務条件や給料は妥協できない点です。
学校行事や急なお迎えに理解のある職場、将来的に正社員として働きたい方は正社員登用制度がある職場など、自分の希望する働き方や目的に合ったバイト先を見極め、無理のない勤務条件で働ける職場を見つけることが重要です。
また、スキマバイトをする場合は周りのサポートも必要不可欠です。
ご家族や周囲の人々への相談や、共に働くスタッフへの感謝も大切になります。
本記事で解説した内容を参考に、自分に合ったスキマバイトにチャレンジしてみてください。