子育て中の幼稚園ママの多くは、子どもが幼稚園に行っている間だけでも仕事をして生活費をまかないたいと考えたことがあるのではないでしょうか。
「幼稚園に預けている間でパートできるの?」
「幼稚園ママに合ったおすすめのパートって?」
など、さまざまな悩みを抱えているママも多いことでしょう。
本記事では、幼稚園ママの働き方やおすすめのパート、パート選びの注意点などを解説します。
自分に合うパート先をお探しの方にとって見逃せない内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
幼稚園ママにとってのパートとは
「フルタイム勤務で職場復帰したいけど、待機児童が多く保育園に入れなかった」
「働きたいけど子どもの成長も見守りたい」
「少しずつ仕事の感覚を取り戻したい」
など、多くのお悩みを抱えている幼稚園ママ。
妊娠や出産を機に、本来のポジションを諦めたり、退職したりした方も多いのではないでしょうか。
フルタイム勤務より比較的自由な勤務体系を選択できるパート勤務では、これらの懸念点を解消して働けるため、仕事と子育てを両立している幼稚園ママも多いです。
幼稚園ママはパート勤務がおすすめである5つの理由
パートで働くメリットやパート選びのコツを掴めば、きっと時間を有効活用できる職場に出合えること間違いなし!
ここでは、幼稚園ママにパート勤務がおすすめである5つの理由を解説します。
1.短い拘束時間で働ける
フルタイム勤務とは、1週間40時間程度の企業が定めた労働時間で働くことを指します。
責任のある仕事を任されたり、重要なポジションを担当することもあるので、急なお休みや早退をすると欠員を補えなかったり、働きすぎて配偶者の扶養から外れてしまったりする可能性があります。
一方で、パートタイム勤務とは、フルタイム勤務に比べて労働時間が短い働き方です。
重要なポジションは、正社員やフルタイム勤務者が担当するといった運営をしている企業が多く、短い時間や不安定なスケジュールで働きたい幼稚園ママにとっては、最適な雇用形態といえます。
2.育児と家事のリフレッシュになる
忙しない日常から少し離れ、社会との関わりを持つことで、安心感や生活にメリハリが生まれます。
また、通勤時間は貴重なひとり時間なので、普段はできない考え事や趣味に費やす時間に充てることも!
働きながら日々のリフレッシュができること間違いなしです。
3.ブランクを空けないために現場での感覚を掴める
働きたい意志のある幼稚園ママは、できるだけブランクを空けずにパートでの勤務を始めましょう。
「子どもがもう少し大きくなってから働きに出よう」と考えていると、年齢やブランクの長さが影響して、本来就きたかった仕事を諦めなければいけない可能性が高まります。
4.ママさんパート仲間と子育てや家事の情報交換ができる
パートをすることで、幼稚園ママ友のほかに、パート先での先輩ママ友や同世代ママ友との輪が広がるメリットも。
育児の相談や家事・仕事のアドバイスなど情報交換の機会も増えるので、日ごろの悩みやストレス解消にも繋がります。
5.生活費の足しや美容や趣味など自分に使えるお金が増える
例えば、2024年10月以降の全国加重平均時給1,055円(※)で4時間労働を週に4回こなした場合、月におよそ67,000円の収入を得ることができます。
幼稚園費用や子どもの習い事、食費などの足しに回せたり、収入に余裕があれば貯蓄や趣味に回せたりできるので、働きながらストレス発散にも繋がります。
また、職種によっては社割などで日用品や食品、飲食代を節約できるので、お得に稼ぎたい方にもピッタリです。
(※)参照:日本労働組合連合会「労働・賃金・雇用」(参照2024.10.16)
幼稚園ママに聞いたおすすめのパート11選
ここからは、実際に幼稚園ママが働いているおすすめのパートについて紹介します。
パート探し中の幼稚園ママも、仕事の幅がきっと広がるはず!
経験や知識を活かせる職場も多いので、パート選びの参考にしてみてくださいね。
ファストフード店のスタッフ
仕事内容は主に、お会計や提供の準備、簡単な料理など、複数の役割を担当する場合が多いです。
最近では、セルフオーダーやモバイルオーダーの店舗も増えてきたので、お客さまとのコミュニケーションが苦手な方やレジでの操作が不安な方でも安心して働けます。
人員も多く、10代から70代まで幅広い年齢のスタッフが働いている環境なので、欠勤などのカバーもしやすく比較的短時間の勤務が可能です。
ファミレスのスタッフ
ファミレスは、料理の提供やご案内、片付けや会計を担当するホールと、仕込みや調理、洗い物などを担当するキッチンに分かれています。
配膳ロボットを使用するチェーン店も増えているので、力仕事が不安な方も大丈夫。
また、栄養バランスを勉強したり、子どもが喜ぶメニューを身に付けられたりできるので、食卓の時間に笑顔が増えることもあるでしょう。
毎日家事で調理や皿洗いなどをこなす幼稚園ママにおすすめの職場です。
スーパーマーケットのスタッフ
朝早くから営業するスーパーマーケットなら、短時間で柔軟に働くことができます。
早朝の開店準備や商品の検品、開店時間までの品出しなど、限定されたポジションも多いので、早い時間に集中して働きたい方におすすめ。
仕事終わりに食材の買い出しもできるので、時間を有効活用できます。
コンビニのスタッフ
コンビニのスタッフもスーパーマーケット同様、働き先が豊富なので、理想の働き方に出合える可能性が広がります。
仕事内容は主に、レジや品出し、発注や清掃業務など。
レジや品出しなどの経験がある方は、即戦力として活躍できること間違いなしです。
オーナーによって条件は様々なので、求人内容はしっかり確認しましょう。
コールセンター
お客さまからの問い合わせや通信販売の受付などを電話で対応するコールセンターのスタッフ。
デスクワークで疲れにくく、多くの職場は特定のポジションを設けていないので、欠勤したら業務が止まってしまう!なんてことも少ないおすすめの職場です。
医療機関の受付
一般的に、午前診察と午後診察の間に2時間程度の休憩時間が設けてあります。
開院準備から午前診察の終わりまでのスタッフ募集も多いので、経験者はもちろん、事務デビューしたい方や未経験の方にもおすすめです。
調剤薬局の事務スタッフ
調剤薬局の事務スタッフは、処方箋の受付や電話対応、データ入力作業や会計業務など幅広い業務を担当します。
資格を活かせたり、保険や病気に関する知識を身に付けられたりするので、子どものもしものときに落ち着いて対応できる経験も積めます。
患者さまや取引先とのやり取りも多いので、コミュニケーション能力が高い女性や明るい性格の女性が向いています。
ディナータイムの仕込み
居酒屋などディナータイムのみ営業している飲食店は、オープンまでの時間で仕込み作業をアルバイトやパートスタッフのみで行うことも。
比較的短時間での勤務が可能なので、自宅や幼稚園から近くて通勤しやすい職場を選べばパートと家庭の両立がしやすく、普段から家事をこなす幼稚園ママにおすすめです。
保育園や幼稚園・学校給食の調理補助
なにより、給食に関連する仕事だと夏休みや冬休みなど子どもと一緒のスケジュールで仕事できるのが嬉しいポイント。
職場によって長期休暇中に調理場の清掃などがありますが、毎日ではないので無理なく続けられます。
また、栄養士の資格が取れたり、料理のレパートリーを増やせたりもできますよ。
ドラックストアのスタッフ
営業時間が長いドラックストアのスタッフは、朝・昼・夕・夜の時間で求人を募集していることが多いです。
家や幼稚園から近い職場を選べば、効率的に働けます。
また、社割で日用品が安く買える場合も多いので、買い物時間を短縮しつつ生活費の節約もできるでしょう。
Webライター
Webライター経験がある女性は、在宅での勤務もおすすめ。
在宅での仕事は、自宅が職場になるので、通勤時間をちょっとした家事や仕事に充てられることや、預かり保育の必要がないこと、子どもの成長を見守れる時間が増えることなど、嬉しいメリットが満載です。
幼稚園ママがパートを選ぶ際に注意したいポイント5選
ここまで幼稚園ママにおすすめのパートをご紹介しましたが、パート選びで気を付けなければならないポイントがいくつかあります。
ここからは、パート選びを失敗したくない幼稚園ママに向けて、5つの注意点を解説します。
幼稚園から通勤しやすいか
長く預けられる保育園とは違い、幼稚園は短時間での預かりです。
限られた時間でしかパートに入れない幼稚園ママにとって、通勤時間は最小限に抑えるべき。
送り迎えの負担にならない位置関係か、子どもの体調不良など急なお迎え時に迅速に対応できるかなど、シミュレーションが大切です。
勤務形態は自己申告シフト制か固定シフト制か
特に、小さな子どもは幼稚園から流行り病を貰って来たり、突然学級閉鎖になったりと何かとバタバタしがち。
幼稚園の長期休暇中に働きに出る場合、一時保育やベビーシッターを利用するための出費や、預け先が見つからないなどの懸念点もあります。
そのため、子どもの予定や、緊急事態に合わせやすい「自己申告シフト制」は必須です。
勤務時間が短い、もしくは時短勤務を選択できるか
求人の中には、4時間以上や8時間の労働を条件としている職場もあります。
求人を選ぶ段階で短時間での勤務は可能か、最低何時間の勤務が必要かをしっかりと確認しましょう。
「入社したら実は残業が多かった!」なんてこともないように、求人サイトなどで実際に働く人の口コミや体験談をチェックしたり、応募先に電話などであらかじめ問い合わせしたりすることもおすすめです。
幼稚園からのお迎え要請など、急な早退や欠勤に理解がある環境か
子どものケガや発熱など幼稚園から緊急でお迎え要請が届いた場合、勤務中であれば「早退」、出勤前なら「欠勤やシフトの調整」が可能な環境であるかが大切です。
シフトに融通が利きやすい職場の特徴として、従業員の数が多いことも重要。
個人営業の商店などは、最低限の人員を雇っている場合が多く、緊急時に欠勤スタッフのフォローに入れない場合があります。
その反面、規模感が大きい職場だと主婦やフリーター学生など、多様な人員が控えているので欠勤時のフォローもしやすいです。
扶養範囲内で出勤を調整できるか
共働きの幼稚園ママにとって、扶養内で働くことは譲れない条件ではないでしょうか。
配偶者と話し合いを重ね、週の出勤時間や回数を擦り合わせたとしても、扶養内勤務に理解のない職場だと意味がありません。
「思っていたより残業や休日出勤が多く、うっかり扶養範囲内を超過してしまった!」
「時間に余裕ができたので掛け持ちで別のパートをはじめた!」
など、不注意でうっかりミスを招いてしまうケースがかなり多いです。
配偶者の扶養から外れてしまうと、所得税や社会保険料の出費が増えて損をする可能性もあります。
これらのことを防ぐために、面接時にあらかじめ扶養範囲内で働きたい意志を伝えましょう。
また、シフトは計画的に、働きすぎた場合はシフトを調整するなど、自分でもしっかり管理することが大切です。
幼稚園ママに最適なパートを見つけて自分らしく働こう!
いかがでしたでしょうか?
幼稚園ママは、日々状況が変化したり、子どもの成長につれて働ける時間も増えたりします。
パートをはじめる上での絶対に譲れない条件を自己分析することや、周りの意見に流されない考えを持つことで、自分に合ったパートに出合えるでしょう。
様々な注意点をしっかりと意識して、新しい一歩を踏み出してくださいね!