備えが採用のカギ!主婦のパート面接で聞かれやすい質問や回答例を紹介

備えが採用のカギ!主婦のパート面接で聞かれやすい質問や回答例を紹介 応募・面接

「パートの面接ってどんなことを聞かれるの?」
「よくある質問や回答例、面接中に気を付けるべきポイントを知りたい!」

本記事では、パートの面接を控える主婦の方に向けて下記の内容を詳しく解説します。

・自己分析の重要性
・主婦のパート面接でよくある質問10選とその回答例
・面接時に意識したいポイント

主婦がパートの面接を突破するためには、事前準備が必要不可欠です。
理想のパート先で働くために、ぜひこの記事を参考にして面接対策をしてくださいね!

パートの面接を突破するには自己分析が重要

主婦がパートの面接を突破するには、自己分析をすることが大切です。

面接中にどんな質問をされるのか不安な人や、理想のパート先を見つけて長く働きたいと考える主婦の方は、事前にしっかりと対策をして臨みましょう!

自己PRは自己紹介と同じ

主婦がパートの面接を受ける際は、自己PRを通じてしっかりと自分を売り込むことが重要です。

自己分析で自身の長所や短所、性格、志望動機などをしっかりと洗い出すことで、面接官の心を掴む受け答えができるようになります。

また「人とのコミュニケーションが得意で、持ち前のキャラクターを活かして接客の仕事がしたいと思いました」「コツコツと作業することが好きで、製造の仕事がピッタリだと思い志望しました」など、パート先に合わせた内容で自分をアピールすることも大切です。

競争率が高いパートはマッチ度が決め手

主婦がパート先に求める条件はさまざまですが『時給が良い』『シフトの融通がききやすい』などの魅力的な求人は競争率が高くなる傾向にあります。

そのため、自己PRを充実させて職場が求める人材と判断してもらえなければ、面接を突破することは難しくなるでしょう。

そして、自身のやる気や熱意をアピールするとともに、マッチ度が高い人材だと評価してもらうには、面接中に以下のような逆質問をするのも効果的です。

「御社がもっとも大切にしていることは何でしょうか?」
「御社で働く前に何か準備や勉強しておいた方が良いことはありますか?」
「御社の繁忙期はいつでしょうか?できる限りシフトに入りたいので事前に教えていただければと存じます。」
「長く働きたいと考えていますが、将来的にパートから正社員を目指すことは可能ですか?」

主婦のパート面接でよくある質問10選と回答例

主婦がパートの面接を突破するには、事前に質問に対する答えを考えておくことが大切です。
ここでは、パートの面接で聞かれやすい質問とその解答例をご紹介します。

志望動機や経歴について

パートの面接では、志望動機や経歴について必ず聞かれます。
スムーズに答えられるよう、きちんと準備しておきましょう。

なぜこの仕事に応募したんですか?

パートの面接では「多くの求人の中からなぜこの仕事を選んだのか」という志望動機を聞かれます。

「家事の合間に働いて家計を支えたい」「家から近い職場で仕事がしたい」といった内容を伝えるのも良いですが、「いつも客として利用していて従業員の接客態度に惹かれた」「好きな商品やメニューがありこの仕事に憧れがある」といった理由をアピールできれば、より面接官からの評価が高まります。

【回答例】

・「いつも家族でこのお店を利用させてもらっていて、従業員の方の丁寧な接客に惹かれました。また、こちらのお店は自宅からも近く、長く働けるパート先を見つけたいと思い応募しました。」

・「こちらのお店のドーナツやクロワッサンが大好きで、ぜひ多くのお客様にその魅力を伝えたいと思い志望しました。また、元々学生時代に4年間カフェでアルバイトをしており、その当時培った接客経験を活かせると思い応募しました。」

あなたの経歴や人柄について教えてください

パートの面接では、これまでの経歴や人柄などについて質問されることも多いです。

これは、求職者の人となりを知りたいという意図によるもので、これまでの勤務経験や学歴、自分の性格などを1分程度で説明できるように準備しておきましょう。

【回答例】

・「◯◯と申します。以前は他社スーパーの青果部門の売り場担当者(チーフ)として働いていましたが、結婚と出産を機に退職しました。現在は子育てもある程度落ち着いており、以前の勤務経験を活かして活躍できるパート先で働きたいと思い御社を志望しました。本日はよろしくお願いいたします。」

・「学生時代にはドラッグストアの品出しスタッフを4年ほど経験しました。これまでレジでの接客経験はありませんが、人とのコミュニケーションが得意です。また、何事もコツコツと努力を続けられる性格で、1日でも早く仕事を覚えられるように頑張りますのでよろしくお願いします。」

職歴について

パートの面接では、職歴についてもよく聞かれます。

以下に、聞かれやすい職歴に関する質問をご紹介しますので、答えられるように準備しておきましょう。

今までにどのような仕事経験がありますか?

接客や事務など、応募先の仕事で活かすことができる仕事経験があれば積極的にアピールしましょう。

もし仮にこれまで働いたことがなかったり、応募先の職種が未経験のものだったりしても、それだけで不利になることは少ないです。

しっかりとやる気や意欲をアピールすることが、採用に繋がります。

【回答例】

・「これまでに金融機関で5年ほど事務の仕事をしていました。お金を扱う職場だったため、正確な作業には自信があります。また、学生時代には2年間コンビニで働いたことがあり、品出しやレジ業務などの経験も活かせると思います。」

・「私は、アパレル関係の仕事経験が4年間あります。接客や売り場作り、発注などの店舗業務もひと通り経験しています。結婚と出産を機に前職は退職しましたが、子育ても落ち着いたタイミングでもう一度接客の仕事に携わりたいと思い応募しました。」

前の仕事はどうして辞めたんですか?

パートの面接では、前職を辞めた理由を聞かれることも多いです。

結婚や出産、旦那の転勤といった事情であればその旨を正直に伝えても問題はありませんが「人間関係で揉めてしまった」「給料や待遇に不満があった」などのネガティブな理由は話さない方が賢明です。また、家族の介護や自身の体調不良などが原因で前職を辞めた場合は、現在は問題なく働ける旨をきちんと伝えましょう。

【回答例】

・「前職ではパートスタッフの人数が多く、なかなか思うようにシフトに入ることができませんでした。育児もある程度落ち着きフルタイムで働ける職場を探していたところ、御社の求人を拝見しました。ぜひ長くパートとして働きたいと考えていますのでよろしくお願いします。」

・「母の介護が必要となり、前職を退職しました。現在は母の具合も良くなっており、介護の心配もありません。今後またパート勤務をしたいと思い、自宅からも近く通いやすい御社を志望しました。」

ブランク期間が長いが不安はないですか?

ブランク期間がある人は、復職への不安やこの期間中に何をしていたのかを質問されることがあります。

結婚や出産などを機に長期間仕事から離れていたという主婦の方もたくさんいるでしょう。
「家事や育児を通じて家庭を支えていた」「学校行事に積極的に参加していた」「資格を取得するために勉強していた」などがあれば、それらを伝えることで面接官からの印象が良くなります。

【回答例】

・「以前は飲食店で働いていましたが、出産のために辞めることとなりました。約7年間のブランクがありますが、この間には読み聞かせのボランティアや地域活動などに積極的に参加しており、さまざまな人と交流する機会が多くありました。久々にパートに出るので少し不安に思うこともありますが、持ち前の明るさを活かして頑張りたいです。」

「この期間中は、子育ての合間に簿記や宅地建物取引士資格などの勉強をしていました。子どもが小学校に通うようになり、これまでに取得した資格を活かせるパート先で働きたいと考えていました。不安もありますが、1日でも早く仕事を覚えたいと思っています。」

勤務時間・曜日・日数について

パートの面接では、勤務時間・曜日・日数について必ずといっていいほど聞かれます。
特別な事情や希望などがあれば、しっかりとその旨を伝えましょう。

勤務可能な曜日や時間帯は?

勤務可能な曜日や時間帯は、シフトを組む上で必要なため必ず聞かれます。

「何曜日から何曜日までは働ける」「この時間は子どもの習い事があるので難しい」など、希望を伝えられるように準備しておきましょう。
ただし「1日に◯時間しか働けない」「土日は出勤できない」といった内容をきっぱりと伝えるのは避けて、可能な限り柔軟にシフトに入るという姿勢をアピールすることが大切です。

【回答例】

・「平日であれば10時から18時までの時間であればシフトに入れます。1日3〜4時間での勤務をお願いしたいです。土日は子どもの塾や習い事があるのでできれば避けていただきたいのですが、15時までに上がれるのであれば大丈夫です。」

・「週に3〜4日、12時から16時までが希望です。子どもの送り迎えがあるので16時までのシフトでお願いしたいのですが、この時間帯までであれば基本的に何曜日でも出勤できます。もしシフト変更があれば、10時までに連絡をもらえればできる限り対応します。」

残業やシフト変更に対応できますか?

スタッフの希望休や予算などを考慮した上でシフトを組む場合がほとんどですが、お店の混み具合や人手不足などから突然の残業やシフト変更をお願いされることがあります。

この場合、すぐに「できません」と答えるのではなく、可能な限り対応しようという姿勢をアピールすることが重要です。

【回答例】

・「子どもの送り迎えがあるので水曜日と日曜日だけは難しいですが、それ以外の日であれば事前に相談いただければ大丈夫です。また、残業も19時までであればできます。」

・「土曜日と日曜日であれば子どもを預けられるので残業はできます。また、シフト変更ですが、前日までに相談してもらえれば可能な限り調整します。」

・「旦那の扶養の範囲内で働きたいのであまり長くは残業できませんが、その分別の日に勤務時間を調整してもらえるのであれば大丈夫です。シフト変更も特に予定がなければ当日連絡してもらえれば対応できます。」

掛け持ちはしていますか?

他にも掛け持ちでパートをしている場合は、面接でその旨を伝えましょう。

これは、年末調整や社会保険の加入といった事務的な手続きが必要になる場合があるほか、中には同業他社での掛け持ち勤務を禁止する企業もあるためです。
面接中に質問されなかった場合は自分から伝えて、掛け持ち勤務での採用が決まった際はもう一つのパート先にもその旨を報告しましょう。

【回答例】

・「木曜日と金曜日の16時から19時までの3時間程、スーパーの品出しスタッフとして働いています。これから子どものためにお金が必要になるのと、空き時間を上手く活用したいと思い御社の求人に応募しました。」

・「現在他にもパートをしていますが、食品加工工場のため同業他社ではありません。また、1日の勤務時間は3時間半程で、社会保険には加入していません。御社で採用していただける場合にも3時間〜4時間の勤務でお願いしたいです。」

長く働き続けられますか?

どの業種であっても長く活躍してくれるスタッフを採用したいというのが本音です。

旦那の転勤、マイホームの購入による引越し、家族の介護といった特別な事情がなく、長く働きたいと考えているのであればその旨を伝えると良いでしょう。
また、育児が落ち着いた段階でキャリアアップを目指したい、将来的に正社員として働きたいと考える主婦の方であれば、面接中に意欲をアピールすることで有利になるかもしれません。

【回答例】

・「こちらの職場は自宅から近いということもあり、できる限り長く働きたいと考えています。また、あと3年後には子どもが大学に進学する予定で、その際は正社員としてキャリア復帰したいと考えています。御社には正社員登用制度があると伺いましたが、働きぶりによってはパートから正社員になることも可能でしょうか?」

・「ぜひ長く働かせてもらいたいです。ただ、高校受験を控えた子どもがいまして、受験期間中だけはシフトの調整をお願いすることは可能でしょうか?それが終われば通常通りに勤務可能です。」

お子さんなどが理由で急に休む可能性はありますか?

子育て中の主婦の場合、子どもの突然の怪我や病気によってパートを休まざるを得ないこともあるでしょう。

職場としてはそれだけを理由に面接で不採用とすることはなく、突然休む可能性を考慮した上でシフトを作成してくれる場合も多いため、正直にその旨を伝えて問題ありません。
また、同じように主婦が多いパート先であれば、もしもの時は自分も積極的に助け合うという姿勢をアピールすることで採用確率がグッと高まります。

【回答例】

・「小学校低学年の子どもがいるため、もしかしたら突然お休みをいただいたり、早上がりをお願いしたりする可能性があります。ただ、特に何もなければ通常通りに出勤できますし、もし他にお子さんのいる方がいれば助け合って働きたいと思っています。」

・「近くに子どもを預けられる実家がないため、もしかすると急なお休みをお願いするかもしれません。その場合はすぐにご連絡いたします。また、年に数回学校行事がありますが、事前に予定をお伝えすることは可能です。」

面接で好印象をつかむために気を付けるべき3つのポイント

ここからは、パートの面接で好印象をつかむために気を付けるべき3つのポイントをご紹介します。

以下の項目を意識することで、面接を突破できる可能性が高まりますよ!

清潔感を意識する

パートの面接時には、清潔感を意識することが重要です。

どんな職種であっても第一印象が悪ければ面接で不利に働いてしまいますし、見た目を理由に不採用となるのはもったいないです。

・着ている服に汚れやシワはないか
・スウェットやジーンズなどカジュアル過ぎる格好をしていないか
・髪の毛はボサボサになっていないか
・しっかりとメイクをしているか
・靴先は汚れていないか

自宅を出る前にこうしたポイントをきちんと確認してから面接に臨みましょう。

仕事に合った服装を選ぶ

パートの面接では、仕事に合った服装を選ぶことも意識しましょう。

たとえば、オフィスワークを希望するのであれば、スーツ姿で面接に臨むのが無難です。

一方で、接客やアパレル関係の職場であれば、カジュアル過ぎない服装を選べば私服であっても特に問題はありません。

きちんとTPOをわきまえられるかどうかもチェックされているため、しっかりとした服装選びを心掛けてくださいね。

履歴書は折らずに丁寧に扱う

忘れがちなポイントですが、履歴書は折らずにクリアファイルや封筒などに入れて丁寧に扱いましょう。

面接ではすぐに履歴書を取り出せるよう、大きめの鞄を用意しておくことがおすすめです。

そして、面接官に片手で履歴書を渡すのはNGです。

着席後にしっかりと両手で渡しましょう。

面接では質問の受け答えも大切ですが、細かな所作や人柄が合否を大きく左右することがあります。

理想のパート先で働くためにも、面接中の立ち振る舞いやマナーなどを意識することが大切です。

まとめ|希望のパートで働きたいなら自己分析や面接対策が重要!

主婦の方が希望するパートで働きたい場合、自己分析や面接対策が必要不可欠です。

・面接前に必ず自己分析を行い、自身の長所や短所、性格、志望動機を答えられるようにする
・パート先でよく聞かれる質問を事前に把握し、それに対する回答をきちんと考えておく
・面接時には自身の希望を伝えるだけではなく職場に貢献したいという姿勢もアピールする
・清潔感を意識し、TPOをわきまえた服装で面接に臨む

こうしたポイントを意識することで面接を突破できる可能性が高まります。

ぜひ当記事を参考にして、しっかりと対策をしてから面接に臨んでくださいね!

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