「時短勤務とパート勤務の違いって何?メリットやデメリットについても知りたい」
「結局主婦にとってはどっちが得な働き方なの?」
主婦の中には、家庭との両立を目指すために柔軟な働き方をしたいと考える人も多いのではないでしょうか。
昨今はパート勤務だけでなく、時短勤務も主婦からの注目を集めています。
パート勤務と時短勤務の具体的な違いや、自分にとってどちらが得なのかを理解することで、より働き方の幅が広がりますよ。
・時短勤務とパート勤務の基本的な違い
・時短勤務とパート勤務のメリット・デメリット
・主婦にとっては結局どちらの働き方が得?
・時短勤務とパート勤務を選択する際のポイントと実際の体験談
当記事でご紹介する上記の内容をチェックして、自分らしいスタイルで働きましょう!
「時短勤務」と「パート勤務」の違いとは?
主婦が短い時間で働きたい場合の選択肢に『時短勤務』と 『パート勤務』がありますが、両者はまったく異なります。
時短勤務とパート勤務の最も大きな違いは雇用形態です。
前者の時短勤務は正社員としてのポジションを維持したまま労働時間を減らすのに対して、後者のパート勤務は非正規雇用の労働者として採用されたうえで勤務時間を減らすことになります。
時短勤務とパート勤務のどちらにもメリット・デメリットがあるため、両者の特徴をしっかりとおさえたうえで自分に合った働き方を選びましょう。
時短勤務とは?わかりやすく解説
時短勤務とは、正社員としての雇用形態を維持しながら、フルタイム勤務から労働時間を短縮する働き方です。
現在、女性の社会進出が進んでおり『正社員として積極的に働きたい』『将来的に管理職を目指したい』と考える主婦も増えていますが、育児や介護などをきっかけにその思いを諦めてしまう人も少なくありません。
そうした事態を防ぐために、育児・介護休業法をもとに時短勤務という働き方が制定され、多くの企業で子育て期間や介護に携わっている間でも安心して働ける環境作りが推進されています。
時短勤務中であっても正社員としての立場が守られるため、フルタイム勤務の正社員と同様の待遇や福利厚生を受けられるのも時短勤務の特徴といえます。
パート勤務とは?わかりやすく解説
パート勤務とは、非正規雇用として労働契約を結び短時間労働をすることで、主婦層に多い働き方です。
パート勤務は正社員の時短勤務と比較して、職務内容が限定されていたり、出勤日や勤務時間などをより柔軟に決められたりするのが特徴といえます。
『結婚や出産、家族の介護などをきっかけに働き方を変えたい』『ワークライフバランスを重視しながら収入を得たい』と考える主婦にとっては、理想的な勤務スタイルといえるでしょう。
ただし、パート勤務はあくまでも有期の非正規雇用契約であるため、会社都合によって突然の雇い止めにあう可能性もあります。
また、給料や待遇面でも正社員より劣る場合が多く、不安的な働き方になる傾向にあります。
時短勤務とパート勤務のメリット・デメリットを比較
時短勤務とパート勤務の基本的な違いについてご紹介しましたが、「自分にとって得な働き方はどっちなの?」と疑問に感じる人もいるかもしれません。
ここからは、時短勤務とパート勤務のメリット・デメリットをご紹介します。
それぞれの特徴を理解したうえで、自分にピッタリの働き方を選びましょう!
時短勤務|メリット・デメリット
時短勤務は勤務時間こそ短くなるものの、雇用形態は正社員のままです。
そのため、現在勤めている会社を辞めたり、非正規雇用のパート勤務に移行したりするわけではありません。
キャリアを継続しやすく、子育てや介護などが落ち着いたタイミングでフルタイム勤務として復帰できることがメリットです。
また、時短勤務は福利厚生の面でもパート勤務より優れている場合がほとんどです。
【時短勤務で受けられる福利厚生例】
・賞与や退職金
・昇給やキャリアアップ
・リフレッシュ休暇の付与
・外部研修の受講制度
・資格手当の支給
これらはあくまでも一例ですが、こうした福利厚生はパートの従業員には適用されない場合が多く、時短勤務を選択したからこそ享受できるメリットといえるでしょう。
ただし、時短勤務には、さまざまなデメリットもあります。
時短勤務を選択した場合でも、当然正社員としての責任を負う必要がありますし、限られた時間の中で結果を残すことも求められます。
また、そもそも時短勤務は誰にでも認められるわけではありません。
会社によって条件は異なりますが、一定の勤続年数や営業成績、勤務態度など、さまざまな条件を加味したうえで許可されるのが一般的です。
パート勤務|メリット・デメリット
パート勤務は正社員の時短勤務と比較して、シフトの自由度が高く気軽に始めやすいのがメリットです。
忙しいと多少の残業をお願いされることもあるかもしれませんが、基本的には契約どおりの時間で働けます。
子どもの送り迎えや学校行事への参加など、予定が立てやすいのも強みといえるでしょう。
仕事と家庭を両立したい主婦の多くがパート勤務という働き方を選択しているため、突発的に早退や欠勤せざるを得ない場合でも、理解が得られやすく協力し合って働ける点もメリットのひとつです。
一方で、パート勤務は非正規雇用であるため、収入や福利厚生、保障面などに不安が残ります。
パート勤務であっても一定の条件を満たせば有給休暇を取得でき、5年以上働き続ければ無期雇用に転換することも可能ではありますが、収入をはじめとした条件面では正社員の時短勤務に劣る場合がほとんどです。
また、場合によっては雇い止めになって仕事を辞めざるを得ない状況に追い込まれてしまう可能性もあります。
『将来的に正社員に戻りたい』『資格を取得してキャリアアップを目指したい』という思いがある人は、パート先にその旨を伝えて日々の業務に積極的に取り組むことが重要です。
どっちが得?主婦のライフスタイル別おすすめ勤務スタイル
時短勤務とパート勤務のどちらが得かは、自身のライフスタイルや目的によっても大きく異なります。
ここでは、『子育てや介護との両立を重視する人』と『正社員としてのキャリアを維持したい人』、『扶養内での勤務を希望する人』の3つのパターンに分けて、どちらがおすすめかを解説します。
子育てや介護と両立したい主婦の場合
子育てや介護と両立しながら働きたい主婦の場合は『パート勤務』がおすすめです。
パート勤務は比較的柔軟に勤務時間や出勤日などを調整しやすい傾向にあります。
週に2〜3日、数時間のみといった働き方も認められるほか、勤務時間が終了すれば残業をすることなく帰宅できるのが基本です。
そのため、子どもの習い事や学校行事、通院などの予定を立てやすく、長期休暇も取得しやすいため、家庭とのバランスを取りながら働くことができます。
また、パート勤務は未経験からでも挑戦しやすい業務内容が中心で、同じように子育てや介護に取り組みながら働く主婦層が多いのも特徴です。
急な早退や欠勤、シフト調整などをお願いしたい場面でも、職場からの理解が得られやすく、周囲と協力しながら勤務できるのもポイントといえるでしょう。
正社員としてのキャリアを手放したくない場合
正社員としてのキャリアを手放したくない人は、時短勤務制度を活用するのがおすすめです。
時短勤務であれば正社員のままで労働時間を短縮できますし、子育てや介護などが落ち着いたタイミングでフルタイムに戻ることも可能です。
正社員のポジションを維持しつつ、時短勤務で培った経験を活かしながら女性管理職を目指す主婦も少なくありません。
また、時短勤務はパートの従業員よりも手厚い福利厚生を受けられる場合が多く、昇給や賞与、特別休暇、スキルアップ支援などの制度を活用しながら仕事と家庭の両立を目指せます。
正社員としてのキャリアを諦めることなくプライベートも大切にしたい主婦にとって、時短勤務はメリットの大きい働き方といえます。
扶養内で働きたい場合
扶養内で働きたい場合は、時短勤務よりもパート勤務を選ぶのがおすすめです。
パート勤務は時短勤務よりも柔軟な労働契約を結ぶことができるため、出勤日や勤務時間なども調整しやすいのが特徴です。
扶養内勤務を希望する場合も、パート勤務であれば事情を考慮して出勤調整をしてもらえるケースが多いので、収入を抑えやすくなります。
働き方を選ぶときにチェックしたい3つのポイント
主婦が時短勤務やパート勤務といった働き方を選ぶ際にチェックしたいポイントが3つあります。
何となくのイメージで勤務スタイルを選択すると、これまで築き上げたキャリアを失うことになったり、家庭との両立が難しくなったりする場合もあるため、要点をおさえたうえで働き方を考えることが大切です。
自分が優先したい条件を明確にする
時短勤務とパート勤務とのどちらかを選択する前に、まずは自分が優先したい条件を明確にする必要があります。
「家計を支えるために毎月このくらいの収入がほしい」
「子どもの予定を優先できるよう、定時上がりができる職場で働きたい」
「自身のキャリアや昇進を諦めたくない」
「将来的には現在の職場でフルタイム勤務に戻りたい」
など、人によって求める条件や優先順位はさまざまです。
勤務スタイルを変えたり労働時間を減らしたりすることで『自分は何を実現したいのか』『絶対に譲れないポイントはどこか』を、あらかじめはっきりさせておきましょう。
自身の理想をひとつずつ可視化することで、時短勤務とパート勤務のどちらが自分に適した働き方かを判断しやすくなります。
ライフステージの変化を見越して選ぶ
時短勤務やパート勤務を検討中の人は、現在の状況だけでなく、将来的なライフステージの変化を見越して働き方を選ぶのも大切です。
子どもが小さいうちはできる限り家庭に専念したいという人は、まずは短時間のパート勤務に働き方を変えてみるのもひとつです。
子育てが落ち着いたタイミングで少しずつ労働時間を増やしたり、改めて正社員として働くことを考えたりしても良いでしょう。
また、介護のために働き方を変えようとしている人であれば、まずは家族や親族で協力体制をとれないか相談してみるのも良い方法です。
そのうえで、介護が落ち着いた後にどのような働き方やキャリアを望むのかも視野に入れて判断する必要があります。
自身の将来像をイメージしながら働き方を選ぶことが、後悔しない選択につながります。
求人条件や職場の制度をしっかり確認する
時短勤務やパート勤務に踏み切る前に、求人条件や職場の制度を確認することも大切です。
たとえば、育児が落ち着くまでは時短勤務OKとしている職場であっても、既定の勤続年数に満たない場合は制度そのものを活用できなかったり、時短勤務中は賞与が減額されたりする可能性があります。
また、パート勤務を選択する場合でも、職場によってはフルタイム勤務しか募集していなかったり、人手不足のために早退や欠勤などが難しかったりして、家庭と仕事を上手く両立できない恐れもあります。
働き方を変える際は、まずは職場の就業規則や求人情報を確認して、自身の希望する条件での勤務が認められるかをチェックしておきましょう。
働いてみてわかった!時短勤務とパート勤務のリアルな体験談
時短勤務とパート勤務の違いやメリット・デメリット、自分にとって得な働き方を選ぶ方法などを解説しましたが、実際に働いてみた人の感想を聞いてみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
最後に、時短勤務とパート勤務で働く二人の主婦のリアルな体験談をご紹介します。
「子育てと両立できたのはパート勤務でした」(38歳・主婦)
妊娠・出産を機に働き方を変えることを決意しましたが、スーパーでのパート勤務を選んだおかげで仕事と子育てを両立することができました。
これまで事務の正社員として働いており、当初は全く異なる業種のパート勤務を選択することに不安もありました。ですが、同じ主婦層が多く活躍する職場で子育てに対する理解もあり、柔軟にシフトを調整してもらえたり、帰宅時間を融通してもらえたりしてとても助かっています。
また、できる限り家庭を優先したいと考えて扶養内勤務を希望しましたが、税金や社会保険料などを抑えながら働くことで家計にも貢献できている実感があります。
パート勤務で理想の働き方を実現できて満足しています。
「キャリア継続を選んで時短勤務に」(45歳・主婦)
父親の介護が必要になり、一度は現在の仕事を辞めることも考えましたが、自分自身のキャリアも諦めたくないという思いから時短勤務を選択しました。
時短勤務のおかげで14時過ぎには仕事を上がれるので、介護との両立もしやすくなりましたし、何より正社員のポジションを維持したまま働けるので精神的な安心感も大きいです。
また、幸いなことに職場からの理解や応援もありました。
時短勤務になったとしても正社員であることに変わりはないため、仕事での結果は求められます。しかし、私自身、勤務時間が短くなったことを理由に「できない」と言い訳するのが嫌なので、フルタイムのときよりも強い責任感を持って仕事に取り組めていると思います。
短時間で成果を出すことにプレッシャーを感じるときもありますが、時短勤務のおかげでキャリア継続と父親の介護を両立できており、とても感謝しています。
まとめ|時短勤務とパート勤務、主婦が得する働き方は「目的」で決まる!
時短勤務とパート勤務にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、『目的』によって働き方を決めるのが最も得する選択肢になります。
まず、時短勤務は正社員としてのキャリアを維持しつつ労働時間を減らせるため、仕事と家庭をしっかり両立したい主婦にピッタリです。
パート勤務は非正規雇用ではあるものの、より柔軟な働き方をしたい主婦におすすめの働き方で多くの求人があるのもポイントです。
そして、今の状況だけでなく自身の将来像やライフステージをイメージしながら働き方を考えると、より理想に近い働き方を実現できるでしょう!


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