「60歳でも働ける仕事ってあるのかな?」
「60代主婦の仕事探しのコツやおすすめの職業を教えてほしい」
60歳という節目を迎え「新たな仕事を探したい」と考えたとき、仕事選びに悩む主婦の方も多いと思います。
この記事では、そんな60代主婦の方に向けて、求人を探すうえで意識したい以下のポイントについて解説します。
・60代主婦におすすめの働き方
・60代主婦が仕事を探すうえで押さえておきたいポイント
・60歳主婦でもできるおすすめの仕事9選
・60代の主婦がスムーズに仕事を見つけるためのコツ
これらの内容をチェックして、60歳でも安心して活躍できる仕事を始めましょう!
60代主婦の約半数が現役で働いている
還暦を機に自身のライフスタイルを見つめ直したいと考える方は少なくありません。
そして実際に、60代主婦の約半数が現役で働いています。
内閣府が公表した『令和7年度版高齢社会白書』によると、令和6年の総労働人口は6,957万人で、そのうちの1,522万人が60歳以上のシニア世代となっています。
| 労働者の年齢 | 労働人口 |
| 15〜24歳 | 595万人 |
| 25〜34歳 | 1,168万人 |
| 35〜44歳 | 1,297万人 |
| 45〜54歳 | 1,653万人 |
| 55〜59歳 | 721万人 |
| 60〜64歳 | 576万人 |
| 65〜69歳 | 400万人 |
| 70歳以上 | 546万人 |
| 合計 | 6,957万人 |
総労働人口のうち約21.8%が60代以上で、今後の超高齢化社会への移行によりますますシニア世代の労働者は増加すると見られています。
60代主婦には、体力的な負担が少なく続けやすい仕事や、家事や育児を通して培った経験を活かせる職業が人気です。
また、収入面だけでなく、社会とのつながりや生きがいを求めて仕事を探す60代主婦も多く、企業側も多様な人材の確保に向けた環境整備を進めています。
出典:内閣府「令和7年度版高齢社会白書_第2節 高齢期の暮らしの動向」
60代主婦におすすめの働き方4種
60代主婦におすすめの働き方は4種類あります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解することで、自分に合った仕事を見つけやすくなりますよ。
アルバイト・パート
60代主婦が最も取り組みやすい働き方としては、アルバイトやパートが挙げられます。
小売業、飲食業、製造業、宿泊業など、幅広い業界でアルバイトやパートの求人が募集されており、未経験でもスタートしやすいのが特徴です。
また、アルバイトやパートはシフトの融通もききやすく、自身の生活スタイルや趣味を大切にしながら働ける点も魅力になっています。
実際、家族との時間を優先するために週2〜3日・1日4時間程度の短時間だけ働いていたり、安定した収入を得るためにフルタイム勤務を選択したりする60代主婦の方もいます。
自身の希望を叶えつつ、60歳からでも働ける仕事を考えたい方は、まずアルバイトやパートの求人から探してみるのがおすすめです。
正社員
「年齢や体力的に正規雇用で採用されるのは難しそう……」と考えがちですが、60歳からであっても正社員として働くことは可能です。
実際に、シニア世代向けの正社員求人や募集サイトは増えており、これまでに培った経験や資格などを活かして60代から正社員として活躍する主婦の方もいます。
また、これまで会社勤めを続けてきた主婦の方であれば、『再雇用』という形で以前勤めていた職場に正社員として復帰できるケースもあります。
正社員の場合、毎月一定の収入が見込めるのはもちろん、社会保険への加入や、福利厚生の利用が可能になったりもします。
より安定した働き方を選びたい60代主婦の方は、積極的に正社員求人に応募すると良いでしょう。
派遣社員
正社員よりも柔軟な働き方をしたい60代主婦の方には、派遣社員という選択もおすすめです。
派遣社員には、契約期間に定めがあったり、正社員に比べると収入が不安定になりやすかったりといったデメリットがありますが、アルバイトやパートよりは時給が高い傾向にあります。
そして、基本的には残業がなく、自身のライフスタイルに合わせて就業場所や勤務時間を選べるのも特徴です。
さらに、年齢による定年制限もなく、就業先で何かあった場合は派遣会社が間に入って問題解決に努めてくれるため、安心できる環境で長く働きたい60代主婦には向いている働き方ともいえます。
個人事業主・フリーランス
これまでに培った経験や資格、特別なスキルを活かして活躍したい人には、個人事業主やフリーランスもおすすめです。
実力次第では、年齢に関係なく大きな収入を得ることが可能で、60歳以上の主婦が個人事業主やフリーランスとして活躍する事例は多数あります。
ただし、長く仕事を続けるためには、案件獲得に向けた営業努力やマーケティングに関する知識が不可欠です。
また、常に一定の収入が得られるわけではないため、安定した生活を送りたい主婦にはあまり向かない働き方かもしれません。
60歳からの仕事探しで主婦が押さえておきたいポイント
ここでは、60歳からの仕事探しをするうえで主婦が押さえておきたいポイントをご紹介します。
ここでご紹介する3つのポイントを意識しながら仕事探しをすることで、自身の希望する条件に合った職場を選びやすくなりますよ。
シニア歓迎の求人を選ぶ
主婦が60歳でも働ける仕事を探す際は、シニア歓迎の求人を選ぶのがおすすめです。
幅広い世代を対象にアルバイトやパートの募集がされていますが、職種によっては立ち仕事で体力的な負担が大きかったり、長時間職場に拘束されたりする場合もあり、60歳以上のシニア世代よりも若年層を積極的に採用したいと考える企業も多いです。
『シニア世代歓迎』『未経験OK』といった条件で募集する求人であれば、年齢や経験を問わず活躍できるチャンスにも恵まれるでしょう。
まずは、募集要項から60代以上の応募を歓迎しているかをチェックして、面接の場では「実際にシニア世代が活躍しているか?」といった点についても質問してみましょう。
無理のない勤務時間・曜日を重視する
60歳でも働ける仕事を探すには、無理なく働ける勤務時間や曜日を選択することも大切です。
60代主婦のなかには、年齢を重ねるにつれて体力的な衰えを感じたり、通院や介護といった家庭の都合によって思うように働けなかったりする人もいます。
そうした自身の現状や不安要素を考慮したうえで仕事探しをすることが、仕事を長く続けるためのポイントといえるでしょう。
長時間働くことに自信がない人は、まずは短時間勤務や週2日程度のシフトからスタートし、仕事に慣れたタイミングで契約内容を見直すのもひとつの方法です。
また、何らかの事情で特定の曜日や時間に出勤できないのであれば、あらかじめその旨を伝えておくと、職場からの理解が得やすくなります。
経験や資格が活かせる仕事をチェックする
主婦が60歳でも働ける仕事に就くためには、自身の経験や持っている資格を軸に求人探しをするのもひとつです。
働く際は、効率や生産性だけでなく、想定外の事態に対応できる柔軟さや人柄などさまざまな要素が求められます。
そして、60代主婦であれば、これまでに家事や育児などを通じて培った豊富な人生経験を活かして柔軟に対応することが可能です。
たとえば、調理スキルが必要となる飲食店や学食のスタッフ、育児経験が活かせる学童のスタッフなどでは、即戦力として活躍が期待されるでしょう。
また、専門性の高い資格を保有している場合は、60代主婦であっても採用時に有利になりやすいです。
特に、保育士資格、調理師免許、介護職員初任者研修資格などの資格がある場合は積極的にアピールすると良いでしょう。
60歳でも働ける主婦におすすめの仕事9選
ここからは、60歳でも働ける、主婦におすすめの仕事を9つご紹介します。
それぞれの仕事にメリットや特徴があり、60代主婦でも安心してチャレンジできるものばかりですよ。
自身が希望する条件や働き方と照らし合わせて、理想の職場を見つけましょう!
スーパーやコンビニのレジ・品出し
60歳でも働ける、主婦におすすめの仕事で代表的なのが、スーパーやコンビニのスタッフです。
仕事内容は、お店でのレジ打ちや商品の品出しが中心で、未経験の60代主婦でも始めやすいのが特徴です。
現在では24時間営業のスーパーやコンビニも増えており『早朝や深夜帯の数時間のみ』『土日だけのフルタイム出勤』といった働き方もできるため、プライベートを重視したい主婦の方でも無理なく働けます。
また、セルフレジの導入により、体力面やコミュニケーションに対する不安からレジ打ちや品出しに苦手意識のある主婦の方でも働きやすい環境が整いつつあります。
飲食店のホール・キッチン補助
飲食店のホールやキッチン補助も、60代のシニア世代が活躍している仕事です。
丁寧なマニュアルが用意され、OJTや動画学習などで業務を学べるお店も多いため、未経験からでも挑戦しやすいのが特徴です。
飲食店のホールやキッチンは立ち仕事が中心となりますが『ピーク時のみの短時間勤務』『早朝の仕込みや深夜帯の閉店作業のみ』といった柔軟な働き方ができる点はメリットといえます。
人とのコミュニケーションが得意な主婦の方はホールでの接客、黙々と作業に取り組みたい方はキッチンでの調理など、自分に合うポジションで働けるのもポイントです。
データ入力・書類作成などの事務作業
データ入力・書類作成などの事務作業も、60歳でも働ける仕事としておすすめです。
パソコン操作に苦手意識を持つ主婦の方もいますが、ワードやエクセルなどの簡単な操作ができれば問題なく作業できることがほとんどで、体力的な負担も比較的少なめといえます。
また、人とのコミュニケーションが得意な主婦の方であれば、コールセンターでの苦情処理やテレフォンオペレーターなどの仕事もおすすめです。
60代ならではの落ち着いた雰囲気や丁寧な対応が評価されやすく、勤務時間やシフトの融通もきくなど、働きやすい点が多いのもメリットといえるでしょう。
給食・学食の調理補助
給食や学食の調理補助も60代の主婦におすすめです。
地域の給食センター、高校や大学の食堂などが勤務先となり、大量の食材の加工や調理をこなす必要があるため、家事スキルの高い60代主婦は即戦力として歓迎されやすいです。
そして、給食・学食の調理補助は、学校のカレンダーに合わせた勤務が基本で、土日祝日や夏休みなどの長期休暇中は休みになることも特徴です。
フルタイム勤務も可能ですが、午前の時間帯はお昼のピーク時間に向けた食材の加工や調理、午後からは清掃や翌日の仕込みの準備がメインとなり、自身の得意な作業を選んで勤務することもできます。
残業も少ないため、家事経験を活かして働きたい60代主婦におすすめの仕事といえるでしょう。
シール貼り・梱包などの内職
家庭と両立しやすい仕事を探す60代の主婦には、シール貼りや梱包などの内職もおすすめです。
内職は、新商品のシール貼り、商品の梱包や発送準備、部品の組み立て、ミシンを使用した裁縫、ポケットティッシュへの広告入れなどの軽作業がメインとなります。
どれも簡単な仕事で、初日から即戦力として活躍できるのはもちろん、自宅で好きな時間に自分のペースで作業できる点も魅力です。
一件あたりの単価は低いですが、効率良く作業を進めれば、自宅にいながらまとまった収入を得ることができます。
求人サイトやハローワークはもちろん、各自治体のホームページでも内職の求人を見つけられることがあります。
清掃スタッフ
60歳でも働ける主婦におすすめの仕事には、商業施設やビルなどの清掃スタッフもあります。
スーパーマーケット、オフィスビル、貸会議室、自然公園など、さまざまな場所で清掃スタッフが活躍しており、働き口が多いのも特徴です。
仕事内容は、施設や会社から貸与される掃除道具を使った清掃が中心で、決して難しいものではありません。
日々の家事スキルを活かせるうえ、体力的な負担もあまりないため、60代主婦でも安心して働けます。
シニア歓迎の求人も多いため、同年代が多い環境で働きたい人にもおすすめです。
介護補助・福祉施設のサポート
介護補助・福祉施設でのサポートも60歳でも働ける仕事としておすすめです。
「資格がないと働けないのでは…?」と疑問に思う人もいますが、食事の配膳や施設の清掃、利用者への声かけやコミュニケーション、ベッドメイキングといったサポート業務であれば、特別な資格がなくても働けます。
これまでに家族の介護に携わったことがあればその経験を活かせますし、より深く業務に携わりたい場合は介護職員初任者研修資格を取得するのもおすすめです。
日勤だけでなく、早朝や夜間にも働けるため、自身のライフスタイルに合わせて勤務時間を選べる点も魅力といえます。
学童支援・塾講師アシスタント
子育て経験を活かせる仕事をしたい60代の主婦には、学童支援スタッフや塾講師のアシスタントスタッフがおすすめです。
学童施設や地域の学習塾で、子どもの見守りや居場所作り、学習のサポートを行う仕事です。
メインの勤務時間は、平日夕方以降となりますが、施設によっては土日祝日でも子どもを受け入れている場合があります。
資格を保有していない人でも働くことができますが、放課後児童支援員資格があれば就職の際に有利になります。
雑貨店・ドラッグストアなどの販売
雑貨店やドラッグストアなどの販売職も、60歳からでも働けるおすすめの仕事のひとつです。
主な仕事は、商品の補充や陳列、レジでの接客対応、店内の清掃などで、未経験からでもスタートしやすく、学生から60代以上のシニア世代まで幅広い年齢層に採用の窓口が開かれています。
駅前やオフィス街など人がたくさん行き交うエリアでは、多くのお店が積極的に人材採用に取り組んでおり、自身の求める条件で仕事を探しやすいのが魅力です。
また、1日数時間程度の短時間勤務からフルタイム勤務までさまざまな働き方を選べるお店が多く、福利厚生に力を入れている企業も増えてきているため、60代以上の主婦でもやりがいを持って働けます。
60歳でも働ける仕事をスムーズに見つけるコツ
最後に、60歳でも働ける仕事を見つけるために意識したいポイントを3つご紹介します。
『仕事の探し方がわからない』『理想の求人を見つけてもなかなか面接までいけない』と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
求人サイトやハローワークを利用する
60歳でも働ける仕事をスムーズに見つけるには、求人サイトを活用するのが効果的です。
勤務エリア、時給、出勤する曜日など、細かく条件を絞って仕事を探せますし、『短時間勤務OK』や『シニア歓迎』などの特集求人を見つけることもできます。
また、インターネットの操作に不安がある60代主婦の場合は、ハローワークの利用もおすすめです。
会場にあるパソコンを使って自身で求人検索をすることもできますが、直接窓口に行って希望に合う仕事を紹介してもらうことも可能です。
さらに、60歳以上のシニア世代が就職する際に役立つ応募書類の書き方や面接対策講座、スキルアップ支援のセミナーなども随時開催されており、無料または低価格での受講ができる点もメリットといえます。
地域のシルバー人材センターを活用する
各自治体には、就業意欲の高い60歳以上の求職者支援を目的としたシルバー人材センターがあります。
シルバー人材センターでは、公園や駐車場の管理、庭木の剪定、マンションの定期清掃、子育て支援や家事のサポートといった地域に密着した仕事の紹介を行なっています。
60歳でも働ける仕事がほとんどのため、安心して求人を探せるのが特徴です。
シルバー人材センターを活用するためには、各自治体にあるシルバー人材センターで入会手続きをして、会費を納入する必要があります。
また、会員に公平な就業機会の提供を目的としているため、ローテーションでの就業が原則となります。
必ずしも自身の希望に沿った仕事に就けるとは限りませんが、これまでの経験や持っている資格などを伝えることで適性のある仕事を紹介してもらうことができますよ。
知人の紹介で働きやすい職場を見つける
ハローワークやシルバー人材センターを活用する以外に、知人経由で働きやすい職場を紹介してもらうのもひとつの方法です。
実際の仕事内容や職場の雰囲気などを教えてもらうことでミスマッチが防げますし、わからないことや悩み事があったときでも知人に相談しながら働けます。
もしかしたら、知人の紹介ということで、より良い条件で採用につながるかもしれません。
『なかなか条件に合う仕事が見つからない』『職場でのコミュニケーションに不安がある』という60代主婦の方は、周囲の交友関係や人脈に頼ってみるのもおすすめです。
まとめ|60歳からでも主婦に合った仕事は見つかる!
60歳からでも働ける仕事はたくさんあります。
さまざまな職種や働き方があることを理解して、自分の希望や理想に合う求人を選択することが大切です。
・アルバイト・パートに限らず、正社員・派遣社員・個人事業主など幅広い働き方を検討する
・シニア歓迎の求人を中心に、自身の経験や資格を活かせる職場を確認する
・未経験や60代から挑戦できる仕事も多いため、体力面やシフト条件を十分考慮したうえで選ぶ
・ハローワークやシルバー人材センター、知人からの紹介も含めて柔軟に探す
60代の主婦ならではの仕事の探し方を意識して、理想の職場を見つけましょう!


