主婦が安心して働ける!福利厚生が充実したパートの選び方と活用のコツ

主婦が安心して働ける!福利厚生が充実したパートの選び方と活用のコツ 税金・法律

「パートの主婦でも福利厚生は利用できる?条件はあるの?」
「福利厚生が充実したパート先を選ぶにはどうしたら良いの?」

主婦が安心してパートを続けるには、福利厚生が充実した企業に勤めることがひとつのカギになります。

手厚い福利厚生が用意された職場では、ワークライフバランスが重視される傾向にあり、無理なく長く働き続けることができますよ。

・福利厚生の内容とパートにも適用される制度
・福利厚生の良いパート先を選ぶメリット
・パートで働く主婦が福利厚生の対象になる条件
・福利厚生のあるパートを探すためのポイントとFAQ

当記事でご紹介する上記の内容をチェックして、理想のワークスタイルを叶えましょう!

なぜ「福利厚生のあるパート」が注目されているの?

近年、パートでも社会保険や有給休暇、育児支援制度などの福利厚生を利用できる職場が増えています。
主婦にとって福利厚生が充実したパートにはさまざまなメリットがあり、家計の安定や子育てのしやすさ、長期的な就業といった観点から注目を集めています。

一方で、企業としては、従業員の働きやすさやモチベーション向上を図るとともに、より魅力的な待遇で求人募集をすることで、優秀な人材を確保しやすくなるという狙いがあります。
手厚い福利厚生を用意することで「できるだけ長く安心して働いてほしい」というのが、企業側の本音といえるでしょう。

「福利厚生」とは?パートでも適用される制度について

「福利厚生という言葉はよく聞くけど、具体的にどんなものがあるの?」と疑問に思う主婦の方も多いのではないでしょうか。
ここでは、福利厚生の種類とパートにも適用される制度について解説します。

福利厚生って具体的にどんなもの?

福利厚生には『法定福利厚生』『法定外福利厚生』の2種類があります。
法定福利厚生とは、労働基準法や健康保険法などの法律に基づいて、企業側に提供が義務付けられた福利厚生です。

法定福利厚生には以下のようなものがあり、条件を満たせば正社員だけでなくパートやアルバイト従業員にも適用されます。

・雇用保険
・健康保険
・厚生年金保険
・労災保険

一方で、法定外福利厚生は、各企業が従業員のモチベーション向上や働きやすい職場づくりなどを目的として設けるものです。

企業ごとに適用される条件や内容は異なり、場合によっては一定の勤続年数を満たした従業員や正社員のみが対象になるケースもあります。
代表的な法定外福利厚生には、以下のようなものがあります。

・従業員割引やポイントの付与
・家賃・交通費などの補助
・健康診断
・カフェテリアプラン
・社員旅行
・リフレッシュ休暇

従業員割引は多くの企業で導入されており、日常の買い物をお得に楽しめたり、まかないを割引価格で利用できたりします。
また、従業員の健康管理を目的に、正社員だけでなくパートやアルバイトも対象とした健康診断や人間ドックを実施する企業も増えています。

さらに、意欲のある人材に長く活躍してもらうために、正社員登用制度スキルアップ支援子育て支援に力を入れている企業も多いです。

そのため、結婚や出産、子育てなど、さまざまなライフステージを迎えても、仕事と家庭を無理なく両立しやすいのが特徴です。

福利厚生は正社員だけの制度?

「福利厚生は正社員だけのものでは?」と思うかもしれませんが、パートでも勤務時間や契約条件を満たせば福利厚生の対象になります。

これは『パートタイム・有期雇用労働法』などで定められている《同一労働同一賃金の原則》に基づき、雇用形態による不合理な待遇差をなくす考え方が定められているためです。
担当する仕事内容が正社員と同じであれば、雇用形態を理由に不合理な待遇差を設けることは禁止されています。
また、パート従業員から正社員との賃金や福利厚生に関する待遇差の説明を求められた場合は、企業側はそれに応じなければいけません。

一定の条件を満たせば、健康保険や厚生年金といった法定福利厚生はもちろん、通勤手当研修制度リフレッシュ休暇などの法定外福利厚生が適用されるケースもあります。
パートとして働く場合でも、福利厚生の内容を確認したうえで、将来を見据えた働き方を選ぶことが大切です。

福利厚生の充実したパート先を選ぶ3つのメリット

せっかくパートとして働くのであれば、時給が良いだけでなく、安心して長く働き続けられる職場を選びたいものですよね。
ここでは、福利厚生の充実した職場で働くメリットを3つに分けてご紹介します。

家計・生活の安定につながる

福利厚生の充実したパート先を選ぶことは、家計や生活の安定につながります。
社会保険や雇用保険に加入すると、病気やケガなどで働けなくなった場合でも傷病手当金を一定期間受け取れたり、厚生年金保険を通じて将来に向けた資産形成ができたりします。

また、パートを辞めたときに求職者給付(失業保険)をもらいながら次の仕事を探したり、職業訓練を活用してスキルアップを目指したりすることも可能です。

企業によっては法定外福利厚生として、通勤手当食費補助(社員食堂)社員持株会制度資格取得サポートリモートワーク支援などが用意されており、有効に活用すれば豊かなライフプランを描けます。
 

長く働きやすい・再就職しやすい

福利厚生が充実したパート先は、長く働きやすいことに加え、再就職の際にも有利になりやすい点が魅力です。
研修制度やキャリアアップ支援が整っている職場であれば、働きながらスキルアップを目指せます。

また、子育てが一段落したタイミングで正社員へのステップアップを考える主婦の方に向けて、正社員登用制度を用意している企業もあります。
福利厚生が整った職場は離職率が低い傾向にあるため、安定した環境で長く働きたい人にとって、うってつけの職場といえるでしょう。

家事・育児と両立しやすい

福利厚生が充実したパート先は、家事や育児を両立しながら働けるのも魅力です。
企業によっては、従業員の働きやすさやモチベーションアップなどを目的として、年に数回の長期休暇を取得できたり、1週間から半月程度の短い期間でシフトが調整できたりする場合があります。

さらに、提携先の保育機関の利用補助や、レジャー施設の利用補助、育児関連サービスの支援などを選択できる「カフェテリアプラン」を導入しているパート先もあります。
福利厚生の充実した職場は、家庭と仕事の両立を目指す主婦にとって理想の環境といえるでしょう。

福利厚生の対象になる条件は?3つのチェックポイント

多くの魅力がある福利厚生ですが、適用されるにはいくつかの条件を満たす必要があります。
「福利厚生の充実した職場で働きたい」「パートとして長く活躍できる環境を見つけたい」という人は、以下のポイントを軸に仕事探しをしましょう。

勤務時間・週あたりの労働時間

福利厚生の対象になるかどうかは、勤務時間や週あたりの労働時間などの条件によって決まります。
社会保険に加入したい場合は、週の所定労働時間が20時間以上であることに加え、月額賃金が88,000円以上2か月を超える雇用の見込みがあること、従業員数51人以上の企業で働いていることなどが条件となります。(※原則として学生は対象外)

また、有給休暇を取得したいのであれば、勤務先の企業で6ヶ月継続して働き、その期間中の全労働日の8割以上出勤しなければなりません。
そして、各企業が独自で設ける法定外福利厚生を利用する場合は、一定の勤続年数が求められるケースもあります。

勤務形態

勤務形態によっても福利厚生の対象となる条件が異なります。
健康保険や雇用保険など、制度によっては週20時間以上の勤務が条件となるため、短時間勤務では福利厚生の対象外となる可能性があります。

また、法定外福利厚生の一環で、健康診断や人間ドックを実施する企業もありますが、パートやアルバイトは対象外になるケースが多いです。
さらに、リフレッシュ休暇を取得できるのは、正社員とフルタイム勤務のパート従業員のみといった条件が設けられることもあります。

福利厚生の対象になる条件はさまざまですが、短時間勤務や非正規雇用の従業員ほど対象外になりやすい傾向にあります。

会社の規模

勤務する会社の規模も、福利厚生の充実度や対象となる条件に大きく影響します。
大手企業や飲食・小売などのチェーン店は福利厚生が充実している傾向にあり、パートやアルバイトでも利用できる制度が用意されているケースが多いです。

ただし、中小企業のなかにも福利厚生の充実に力を入れているところが増えています。
会社独自の記念休暇外部研修正社員登用制度などを導入し、働きやすさや人材の定着につなげているケースもあります。

福利厚生の内容や対象条件は企業ごとに異なるため、求人情報をよく確認したり、問い合わせの際に細かく確認しておくことが大切です。

福利厚生重視のパートが向いているのはどんな人?

福利厚生の充実した職場は、パートとして働く主婦にとって魅力的な環境です。
たとえば、従業員割引制度のあるスーパーやドラッグストアで働けば、日々の買い物がお得になって家計の助けになります。

また「長期的に働ける職場を探したい」「将来的なキャリアに備えたい」という人であれば、正社員登用制度やスキルアップ支援などに力を入れている職場を選ぶことで将来のプランも立てやすくなります。

さらに、家庭と仕事を両立しながら安定も確保したい場合、社会保険完備託児所併設といった条件でパート先を選ぶのもひとつです。
働くうえで重視したいポイントを書き出して仕事探しをすると、自分に合う福利厚生が整った職場を見つけやすくなりますよ。

福利厚生があるパートの探し方

福利厚生があるパートを探すには、求人にある待遇面をチェックすることが大切です。
健康保険や厚生年金保険に加入したい人は、待遇に『社会保険完備』と記載された求人を選びましょう。

また、通勤の負担を少しでも減らしたいのであれば『交通費支給』の記載があるかをチェックして、公共交通機関の利用の可否や上限なども確認するのがポイントです。

さらに、ワークライフバランスや家庭行事を重視したい場合は『リフレッシュ休暇』『社員割引制度』『育児支援』といった待遇を中心にパート探しをするのも一つの方法です。

気になる求人が見つかったら、面接や問い合わせの際に福利厚生の対象となる条件や制度の利用状況などを確認しておくと安心です。

福利厚生があるパートに関する質問(FAQ)

最後に、福利厚生があるパートに関してよくある質問をFAQ形式でご紹介します。

Q.「週20時間未満」でも社会保険に入れる?

週の所定労働時間が20時間未満の場合、原則として社会保険には加入できません
ただし、社会保険に代わる形で、企業が独自の福利厚生制度を用意しているケースもあります。

社会保険に加入できないパート従業員に対して、法定外福利厚生として慶弔見舞金やポイント付与、健康診断費用補助などを設け、働きやすい環境づくりに取り組む企業が増えています。

社会保険の加入を希望する場合は、まずはパート先にその旨を相談し、自身が対象となるのか、他に活用できる独自の制度があるのかなどを確認すると良いでしょう。

Q.「扶養」の範囲で働きたいときの目安はどのくらい?

配偶者の扶養内で働きたい場合は、いくつかの『年収の壁』を意識する必要があります。
従業員数51人以上の企業で週20時間以上働き、年収が106万円を超えると、条件によっては社会保険への加入が必要になります。

また、年収が130万円を超えると、勤務先の規模に関係なく配偶者の社会保険の扶養から外れ、自身で社会保険に加入しなければなりません。
さらに、配偶者特別控除は年収150万円を超えると段階的に減額され、201万円以上になると控除の対象外になります。

扶養を外れることで税金や社会保険料の負担が増え、手取りが減る可能性もあります。そのため、自分にとって無理のない働き方を事前に検討しておくことが大切です。

扶養についてより詳しく知りたい人は、ぜひ下記のページもチェックしてみてください。
パートで働く主婦が損をしない働き方とは?扶養が外れるボーダーを覚えよう!

Q.パートで転職を繰り返したら福利厚生を利用できない?

パートで転職を繰り返したとしても、就職先で一定の勤務条件や契約条件を満たせば福利厚生を利用することは可能です。

特に、健康保険や厚生年金保険などの法定福利厚生は、法律で加入要件が定められているため、転職回数に関係なく条件を満たせば対象になります。

一方で、退職金積立、リフレッシュ休暇、社員旅行、スキルアップ制度などの法定外福利厚生については、制度を利用するのに一定の勤続年数が求められる場合があります。長く働くことで利用できる制度があるという点は、事前に知っておきたいポイントです。

まとめ|パートでも福利厚生が充実した職場で働ける!

福利厚生が充実した職場には、パートとして働く主婦が安心して働ける環境が整っています。
「家庭を第一に考えたい」「ワークライフバランスを重視したい」「長く働ける環境で働きたい」など、福利厚生を上手く活用することで理想の働き方を実現しやすくなるでしょう。

福利厚生について押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

・福利厚生は、正社員だけでなくパートも利用できる
・利用できる福利厚生は、勤務時間や会社の規模によって異なる
・福利厚生を活用することで、自身のキャリアやライフスタイルを考えやすくなる
・求人情報では、自分が重視したい福利厚生の有無を確認することが大切

これらのポイントを意識しながら、自分らしく無理のない働き方を見つけてくださいね!

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